2008年04月28日

パリ4日目

今朝は建設中の風車を見学に車をしばらく走らせ風車公園に。フランス電力公社の担当者と事業委託されているVeolia社の関係者に説明を受けながら、風力発電の現状について学びました。フランスでの風力発電は現在のところ全体の発電量の2%に過ぎません。これを5%~10%に増やすことを目標に現在風力発電に力を注いでいるとのことです。しかし風車って大きいんですね。近くで見て圧倒されました。まさにクレーンで組み立てている現場をみさせてもらったり、設置前の内部を見させてもらったりと貴重な体験をさせてもらいました。

その後、DIACT(国土計画と地域競争力 省庁間委員会)という省庁間協議委員会の一つを訪問し、フランスの国土計画と地方との関係、国と地方の契約での事業推進の手法について教えていただきました。フランスに来るまで何冊か関係する書籍を読んではきたんですが、国と地方との関係が見えづらかったんですね。それが話を伺いながら理解が深まりました。日本と同じように国と地方をイメージしていては絶対に理解のできない関係ですね。言ってみれば状況が正反対のこともあるわけです。たとえば国にはお金がなく地方にお金があるとか、議員の兼職が多いとかね。そういう状況をしっかりと理解してはじめてフランスの国と地方との関係が見えてきます。フランスでは国の出先機関と州議会が契約し、協働して事業を推進しています。この契約では知事(国選)と州議会議長がその協議あたり、様々な提案の中から選択して契約をするんですが、現在は2006年からの7年契約の事業計画を推進しており、国からの補助金総額127億ユーロ、自治体の自主財源と合わせて300億ユーロの財政規模の地域国土計画が進められているそうです

本日最後は外務・ヨーロッパ問題省のアジア・オセアニア局、Jean Lohest氏(極東担当課長補佐)との懇談。先方による「オフレコ話」みたいなものが多く、ここではご紹介できませんが、日仏関係やアジア・フランス関係についてだけではなく、サルコジ政権について、シラク政権からの変化についてなど、意見交換を行いました。

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2008年04月27日

パリ3日目

今日は一日フリーです。残念ながらパリのお店はほとんど閉まっていて買い物はできません。地図を片手にパリ市内を歩き回ることにしました。凱旋門に初めてのぼり、シャンゼリゼを散歩し、コンコルド広場で休憩し、マドレーヌ寺院を見学し、オペラガルニエを内覧し、ブルボン宮を横目でちらり。それぞれの壮大さにほんと驚きです。

ちなみにパリの日本食レストランの多さにはびっくりします。日本のコンビニ並にレストランがありますね。もちろん怪しいものも多いですけどね。しかもランチもディナーも地元客で一杯ですから驚きますね。「日本食」の看板が人気とのことで大きく「日本食」、小さく「中華・タイ」などと書いてあるところも多いですけどね。寿司と焼き鳥が二大巨頭でした。

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2008年04月26日

パリ2日目

今日は土曜日なので調査はなし。モンマルトルの丘、ノートルダム寺院、ルーブル美術館など、通訳のキタさんにご一緒いただいて廻りました。ちなみにキタさんは本プログラム中ずっとご一緒いただける強力な助っ人です。大阪出身でフランス人の奥様と結婚されてフランス在住30年。日仏の社会・政治行政に精通されているので、単なる言葉の通訳ではなく、その社会背景や歴史などもその都度紹介いただけるので一層理解が深まります。

その昔イギリス在住の頃にパリには二度ほど来たことがあります。その際にはフランスがあまり好きにはなれなかったんですが、年齢のせいもあるのでしょう、建物の一つ一つに感動をします。久々にエッフェル塔の雄姿を見て、また美術館で名作を見る。ちょっと文化的な気持ちにもなりますね。

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2008年04月25日

パリ1日目

今日からプログラムの始まりです。まずはフランス外務・ヨーロッパ問題省にあるシンクタンク「分析・予測センター」に出向き、プログラム担当官のChristine TAILLÉ氏よりブリーフィングをいただきました。

その後、FIDL(高校生独立民主連盟)でAlix Nicolet代表はじめスタッフと懇談。FIDLは高校生による全国的な学生組合の一つで、高校生の教育環境の改善や権利保護などの政策を訴える活動を行っています。4月には政府の教員削減を中心とする教育改革案に反対して、パリ市内に3~4万人の高校生が集まりデモを行うなど、その行動力はすごいですね。ちなみにニコレさんは16歳。フランスではマスコミにもよく出ているそうですが、しっかりしていました。

次に学校と自然ネットワークを訪問。共同会長兼パリ市教育都市部エコロジー課プロジェクト責任者のAntoine Cassard氏にパリにおける環境教育の現状と課題についてお伺いしました。フランスにおいては約20年前から環境教育に取り組まれていますが、その過程で、環境教育の推進は教育省・NPO団体・地方自治体の3者が協力すること抜きにしては成功しないとの考えから地域への情報提供や活動支援のために共同で設立された団体だそうです。実際のところパリ市と本市における課題はほとんど変わらないことが分かりました。学校では学力向上が優先され、なかなか環境問題に取り組む時間がない、内部に専門家が少なく外部任せとなっている、教育部局と環境部局との折り合いが悪い、庁内での環境配慮への理解が進まないなどなど・・・。悩みは同じのようです。

夕方にはUNEF(全国フランス学生連合)を訪問。国際関係委員会責任者であるDamien Ramage氏から取り組み内容を伺いました。UNEFは全国250万人の学生のうち3万人が加盟をしている学生組合で100年の歴史をもつそうです。特定の政党と結びつくことなく学生の利益や若年層の政策を推進することを目的に活動し、市議会の青少年委員会に代表を送るなど、地方自治体においても青少年施策の充実をはかっています。フランスでは雇用問題をはじめとした学生の不安は大きくなっていますから、それだけ政治参加意識が高いと言えるのかもしれませんが、一方で日本同様に年金問題など長期的展望についてはあまり関心が及んでいないということです。

今日最後の訪問先はMJS(社会主義青年運動:社会党青年部)。事務局のArnaud Thaisne氏から活動内容を伺いました。フランスの社会党といえば、地方自治体の多くで多数派となっている勢いのある政党です。MJSは15歳~29歳の若者で構成されていて、フランスにおける政党の青年組織の中で最大規模(会員数1万人)を誇っているそうです。1993年からは党中央委員会にも青年部代表者を送るなど若者の視点から政策実現をめざす動きが活発化し、議員とも積極的に意見交換をしているそうです。ただそうは言っても政党との考え方の違いもあるでしょうと問うと、いろいろあるが政策面で表だって反対を表明することはないとのこと。う~ん。それもどうなのか。党の選挙キャンペーンには積極的に関わるが、特に政治家をめざしている若者の集まりというわけでもないようです。財政面では会費(年間8ユーロ)の他、政党からの助成金によって運営されているとのことです。

初日にして盛りだくさんのスケジュールでした。さすがに少しばてますね。明日からは週末なのでちょっと一息ですね。

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2008年04月24日

フランス招聘プログラム

今日からフランスに来ています。フランス外務省からのお招きを受け、しばらくの間、パリを中心にフランスの地方自治や環境問題、少子化問題などについて調査研究をさせてもらうことになっています。

今回私がお招きをいただいた「International Visitor leadership Program」は1989年に始まったプログラムで、これまでフランスとはそれほど縁のなかった25歳から40歳までの若手で将来的にそれぞれの国とフランスとの関係強化に影響を与えることを期待される政治家や行政職員、研究者、市民公益活動団体代表者などを迎えて行っています。フランス政府の情報によると、毎年60人~90人の若手リーダーが世界中から招聘され、これまでの17年間で40以上の国々から950人の参加が実現している(2006年現在)そうです。日本では1989年から2001年までに23名が招聘されており、その中には上田清司埼玉県知事や谷垣禎一衆議院議員らも名を連ねています。5年間の空白の後再開された昨年は、東洋学園大学准教授の櫻田淳氏、民主党衆議院議員の細野豪志が渡仏されました。

今年は地方議会の関係者をということで、私と、同じく松下政経塾出身の日下部晃志さん(ジャーナリスト)が選ばれました。しっかりと勉強して帰りたいと思います。

2008年04月22日

小中学生の携帯電話事情

バンダイが2月に実施した調査によると、小学生では21.9%が、中学生では34.2%が自分専用の携帯電話を持っていることが分かりました。小学校4年生ですでに4人に1人が、最多の6年生では36.3%が保有しています。そのきっかけは小学校高学年では塾や習い事のため、小学校中学年では防犯のためが最多でした。保有率は今後高くなっていくでしょうね。いったいどんな世の中になっていくのか。教育のあり方、防犯のあり方、それぞれにメリット・デメリットが出てくるでしょう。また学校内におけるルールも変化してくるのでしょうか。防犯のための携帯によって犯罪に巻き込まれたり、塾に行きだしたことでの携帯使用が学力低下につながったりということも考えられるわけでそうなると本末転倒ですよね。異論があっても技術とともに社会が変化するのはもう止められないことだと感じます。そうであるならば、やはり使い方をどうするのか、それが鍵でしょうね。

2008年04月21日

大阪府の改革案について

東京では人に会うたびに、「橋下知事ってどうなん」という質問がありました。先日の涙の訴えは全国的にも反響があったようですね。驚くのはその支持率。産経新聞が行った500人対象のネットアンケートでは75.8%が支持をしていることがわかりました。特に30代では82.0%と驚異の数字。ただ今回の調査がネットによるものであることからその正確な支持率ははかれないかと感じています。面白いのはこの調査結果の男女差。子育て世代では以前の調査結果と逆転して女性の支持率が下回っています。やはり知事の子育て・教育サービスの切り捨てが影響しているんでしょうね。

同世代として、今のうちに膿を出し切って健全な大阪府にしてよ!という思いは十分にわかります。年金を中心とする社会保障やふくらむ政府や自治体の借金のために将来に大きな不安を抱えているからです。残念ながら「抵抗勢力」とレッテルを貼られている市町村長も、議員も改革には賛成しているはずです。私も改革自体は賛成していますし、項目によっては橋下知事だからできる改革だと評価もしています。しかし問題はその改革のタイミング・スピード・手法です。急激な、そして痛みを伴う改革で今の高齢者や子育て世代、障害者が耐えうるかどうか。ゼロか百かの議論、数字ありきの議論ではなく、しっかりと調査をしたうえでの将来ビジョンを示しての改革案が必要です。なぜ「今年しかできない」と言い張るのか、私には理解ができません。いずれにしても豊中市への影響については早急に検討していく必要があるでしょうね。

2008年04月20日

友人の追悼

今日は東京。家族ぐるみでお世話になっている一家と昼食後、先日急逝した友人に線香をあげるため奥様のご実家を訪問しました。本当に何の予兆もない突然死だそうですが、その前日の徹夜仕事がたたったかもしれないとのことでした。この一件を聞いて少し調べてみたんですが、過労死の認定というのは大変難しいようですね。会社は抵抗する、証拠もそろわない、そんな中で認定されるのはごくごくわずかで、多くの方が裁判費用の捻出や証拠集めの困難さから泣き寝入りをするようです。遺族にとっては二重・三重のパンチですね。奥様と亡き友の昔話をする中でいろんなことが思い出されました。

今夜はその友人の共通の友人たちで食事会。追悼の飲み会とでも言いましょうか。イギリス留学仲間のとその連れ合いさんなんですが、思い出話に花を咲かせました。

2008年04月19日

一日体験研修プログラム

今日は松下政経塾の「一日体験研修プログラム」にお招きをいただきました。松下政経塾ってどんなところ?何するの?と質問されるのは日常茶飯事ですが、関心をもっていただいている方々に対して、政経塾のことを紹介するのが本プログラム。いわば政経塾の自己紹介の会ですね。誤解をとくというか、正しい認識をもっていただくためのプログラムと言ってもいいかもしれません。

私は卒塾生の一人として、塾での学びや卒塾後の活動について30分ほど話をさせてもらいました。その後一時間の質疑応答。さすがに一時間は長いですね、でも参加者からの質問はひっきりなしでした。説明会などにでると、毎度のことながら挑戦的な聴衆がいるんですよね。なんというか、どんなもんか確かめてやろうという感じのね。でも今日は違いましたね。皆さん真剣というか素直というか、嬉しかったです。

今夜は塾の仲間たちと会食。先日結婚した同期の海老名健太朗(政経塾22期・茅ヶ崎市議会議員)、それから次期衆院選に初挑戦する、橘秀徳(政経塾23期・民主党・神奈川県13区)と神山洋介(政経塾24期・民主党・神奈川県17区)の4人で政局や政治活動について意見交換しました。

2008年04月18日

わかばの会

NPO法人ナルク(ニッポン・アクティブライフ・クラブ)の皆さんにご訪問をいただきました。ナルクさんはいわゆる時間預託制度による社会貢献を進めておられます。自分の得意分野を活かしてボランティアをするとポイントがいただけて、それらをためておき、いざ自分が必要になったときにそのポイントでサービスを受けることができる制度を確立されておられます。会長の高畑敬一さんは松下電器のご出身ということもあり、私もお世話になっています。

ナルクは現在全国展開されていますが、今日は豊中・池田・箕面で活動する「わかばの会」の代表・副代表がお見えになりました。豊中市で何か貢献できないか、またいざ自分たちがお世話になるときに豊中市ではどのような福祉を提供しているのかに関心をお持ちのようです。微力ながら私もご協力させていただきました。