久々の「最近読んだ本紹介」です。
まずは網野善彦氏の「無縁・公界・楽」(平凡社)。これは読みこなすにはかなりの時間を要しましたね。そして一度読んだくらいじゃ理解しきれませんでした。市政研究所でコミュニティ研究をしている時にどなたかに推薦をいただいた本です。興味深いのは「無縁」と「自由」をどう捉えるのかというところ。無縁とは縁を結んでいないということで否定的に捉えられることが多いか思いますが、縁がないということは現世のしがらみや主従関係にない=つまり西洋でいうところの「自由」だという原理も成り立つのではないかと様々な史実をあげて論じている学術書です。
次に池上彰氏の「政治のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」(海竜社)。タイトルそのまま、立法・行政・司法を大変分かりやすく伝えています。ぜひ今の若いひとたちに読んで頂きたい一冊。政治に対する国民一人一人の責任も明確にされているところは特に評価できるところです。
それから江口克彦氏の「2025年伊野辺家の1日」(PHP研究所)。松下政経塾の先輩でもあるイノベーション担当大臣、高市早苗氏が「イノベーション25」について分かりやすく紹介したいということで、委員でもあるPHPの江口社長とタッグを組まれて取り組まれた作品です。安倍政権の時にはじまった2025年を視野に入れたイノベーション創造のための長期的戦略指針の策定ですが、これらが実現した暮らしようすを漫画で伝えているものです。ご挨拶に伺ったときに江口社長からいただきました。
「月間ザ・フナイ 2008年5月号」(フナイメディア)。「環境と人類の希望」が特集され、小河二郎氏が「Mランド新たな出発」と題し、Mランド(益田ドライビングスクール)の取り組みへの思いを綴っています。
最後に趣味で読んだ本二冊。一つは朝倉かすみ氏の「田村はまだか」(光文社)。新聞の書評をみて思わず買ってしまったんですが、何か懐かしい思いがする、ほのぼのの一冊です。そして三崎亜記氏の「鼓笛隊の襲来」(光文社)。「となり町戦争」、「バスジャック」と読み、いつも頭が「?」で終わるんですよね。もう読むか!と思っていたんですが、また買ってしまいました。いざ再挑戦だったんですが、結末は同じでしたね。理解しきれない私に文学センスがないのか。でも買ってしまうというのは何かに惹かれているのか。不思議な著者です。
今現在も数冊読んでいるんですが、かなりお薦めです。また紹介しますね。