今日は二本の勉強会。午前中は地域福祉課。地域包括支援センターや福祉なんでも相談窓口などの各種施策の現状と課題について意見交換。私はこれまでのコミュニティ研究の中でこうした相談機能についても触れてきたので、その観点からも様々な問題意識を持っています。特に大きなものはプライバシーと身近な相談機能のバランス。研究所時代に行った調査でも個人や家族の問題についてはあまり近所で相談したくないという傾向が見られました。行政としてはできるだけ地域に身近な相談窓口をということで設置を進めていますが、このあたりの矛盾をどう解決していくのかが大きな課題ですね。
午後は市立豊中病院の勉強会。特に財政と医師不足対策に関して情報提供をいただき、意見交換を行いました。財政の面では、総務省の「公立病院改革ガイドライン」というものが出されています。一般財源から繰り入れが何を根拠にいくらになるのかを明確にしないさいというお達しですが、豊中市ではこのガイドラインが示される以前からすでに健全化計画に取り組んでいます。結果的に減価償却がなければ健全運営がなされているということで、バブル期の計画によって新病院建設に大きな予算が投入されたことが背景にありそうです。今後の大きな課題は地域診療との棲み分けだと思います。コンビニ診療と言われるように、不必要な救急医療が増えれば増えるほど本来の力が発揮できなくなるわけで、結果として救える命を救えなくなる可能性もあります。公立病院としては大変難しい決断を迫られることが推測されますが、しかし本来の救急対応に備えるためにも、診療所の紹介率・逆紹介率をあげて、患者を限定していくことも検討しなければなりません。